「会社の共有フォルダのショートカットアイコンの中のファイルを更新したのに、ファイルの中身を見たら更新されていない。」といわれた。
「パソコン壊れてるのかな?」だって。
いやいやそんなわけないでしょ。
パソコン壊れてたら、共有フォルダ自体見れないって。
ほかにも、会社で出くわすショートカットアイコンをめぐる珍トラブルは数々あって。
ショートカットアイコンからフォルダやファイルが開かない。
ショートカットアイコンをコピーして、名前を変えて、新しいファイルを作る。
などなど。
いろいろと面白いことが起こる。
ショートカットアイコンはファイルやフォルダへの近道
ところで、ショートカットアイコンっていったい何だろう。
「ショートカットアイコン」は、ファイルやフォルダ、ディスク、プリンタなどにアクセスするための近道のこと。
例えば、Aというファイルが、ドキュメントの中のαというフォルダの中にあったとする。
Aのファイルを編集するには、「スタートメニュー」→「ドキュメント」→「α(フォルダ)」→「A(ファイル)」と辿って開けないといけない。
Aファイルのショートカットアイコンをデスクトップに作っておけば、そのショートカットを開くだけで、Aファイルを開くことができる。
それはショートカットアイコンじゃありません
同僚曰く「自分で、共有フォルダの中の一部分のフォルダのショートカットアイコンを作ったのだが、その、ショートカットの中の書類が、元の共有フォルダを開けると更新されていない。」という。
で、同僚のパソコン画面を見てみると…。
本人はショートカットアイコンといっているフォルダは、どう見てもショートカットアイコンではない。
同僚が言っているのは上の画像の赤枠で囲ってあるような普通のフォルダ。
ショートカットアイコンは、上の画像の黄色い枠で囲ってあるようなもの。
ショートカットになっている場合は、フォルダやファイルのアイコンに矢印が付く。
矢印が付いていなければ、たぶんそれは、ただ、中身をデスクトップにコピーしただけなので、ファイルを更新したところで、元のフォルダのファイルは更新されない。
元のフォルダやファイルにリンクしていないんだもん。
ショートカットアイコンをコピーしても開くのは元のフォルダやファイル
ショートカットをコピーして貼り付けて、そのショートカットの名前を変えても同じ保存先のフォルダやファイルが開く。
まえに別の同僚が「Aの変更前のファイルは残したいので、ショートカットアイコンをコピーして、名前を変えて、新しいファイルを作る。」と言い出したことがある。
これをやったら、開くのは変更前のAファイル。
そして、保存すればファイルは上書きされて、変更前のAファイルは残らない。
この場合は、元のファイルをコピーして、別の場所に保存するか名前を変えてやればいいんだよ。
ショートカットアイコンをクリックしてもフォルダやファイルにたどり着けない
「ショートカットアイコンをクリックしたのに、フォルダやファイルが開かない」
こんなケースは、
を疑う。
フォルダやファイルの保存場所が変更されている
が、例えば、外付けの記憶装置にファイルやフォルダが保存されている場合。
記憶装置の取り外しなどで、保存先のドライブ名が変わってしまったりする。
ドライブ名が変わってしまっているとショートカットアイコンからアクセスできなくなったりする。
会社の共有フォルダなどの場合も、複数の人がファイルをいじるので、一人が保存場所を変えると、ショートカットアイコンからのリンクに不都合が生じる場合もある。
ファイルを削除してしまった場合
間違って、ファイルを削除してしまった場合、ショートカットアイコンからアクセスできなくなる。
普通に削除した場合はゴミ箱にファイルが残っているので、ショートカットアイコンをクリックすると下のような画像が出る。
〔元に戻す〕をクリックすれば、ごみ箱に捨てたファイルを元の場所に戻すことができる。
ただし、ゴミ箱の容量より大きなサイズのファイルやフォルダを削除した場合はゴミ箱に保存されない。
また、外部記憶装置に保存されていたファイルやフォルダを削除した場合、やはりゴミ箱に入っていない場合がある。
ゴミ箱内に残っていないファイルやフォルダでも、「ファイル復旧ソフト」等を利用すると復旧させることができる場合もある。
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