MicrosoftOfficeのファイル保存形式は、拡張子でマクロが入っているかどうかが分かる。
メール添付する時にはやはり、マクロが入っているか拡張子で分る方がセキュリティ上も良いだろう。
では、オープンソースのOpenOffice(ApacheOpenOffice)とLibreOfficeはどうなっているんだろう?
2つのオフィスソフトのファイルの保存形式を比較してみよう。
おさらい
OpenOffice(ApacheOpenOffice)とLibreOfficeはオープンソースで開発されているオフィスソフト。
表計算ソフトや文書作成ソフト・プレゼンテーションソフトがワンパックになっている。
MicrosoftOfficeと互換性があり、無料で誰でもOSを問わず利用できる。
MicrosoftOffice標準のファイル形式
Excel (表計算ソフト):既定のファイル保存形式(.xlsx)、マクロを含むファイル(.xlsm)
Word(文書作成ソフト・ワープロソフト):既定のファイル保存形式(.docx)、マクロを含むファイル(.docm)
パワーポイント(プレゼンテーションソフト):既定のファイル形式(.pptx)、マクロを含むファイル(.pptm)
OpenOffice・LibreOfficeのファイル形式
表計算ソフト・文書作成ソフト(ワープロソフト)・プレゼンテーションソフトそれぞれマクロが含まれるファイルかわかるように拡張子が分けられているか見てみよう。
表計算ソフト(Calc)
表計算ソフト(Calc)の場合、
OpenOfficeは、読み込み・保存ともマクロを含むファイルと通常のファイルを分けていない。
LibreOfficeは、Excelのファイル保存形式(.xlsx)、マクロを含むファイル(.xlsm)で保存・読み込みすることができる。
標準のファイル形式はどちらも(.ods)。
文書作成ソフトwriterのファイル形式
OpenOfficewriterは、読み込み・保存ともマクロを含むファイルと通常のファイルを分けていない。
LibreOfficewriterは、Wordの既定のファイル保存形式(.docx)に対応。
マクロを含むファイル(.docm)は未対応。
マクロを含むファイル(.docm)は未対応。
writerの標準のファイル形式はどちらも(.odt)。
プレゼンテーションソフトImpressのファイル形式
OpenOfficeImpressは、読み込み・保存ともマクロを含むファイルと通常のファイルを分けていない。
LibreOfficeImpressは、パワーポイントの既定のファイル形式(.pptx)、マクロを含むファイル(.pptm)に対応している。
Impressの標準のファイル形式はどちらも(.odp)。
まとめ
Microsoftで、LibreOffice・OpenOfficeの既定のファイルが開けないわけではない。
相手側に、拡張子の知識がないと「これは一体何のファイル???」となるかも。
ビジネス用途で使う・メール添付文書を作るなら、MicrosoftOfficeの保存形式に対応しているLibreOfficeのほうが利用しやすい。
操作性も、LibreOfficeのほうがMicrosoftOfficeに近いので、MicrosoftOfficeに慣れている人はLibreOfficeのほうが使いやすいかも。
普段過程で使う分には、LibreOffice・OpenOfficeどちらでも実用的には問題ない。
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